ハワイ＆アメリカ体験記 『思い出のハワイ』
ハワイへの道のり／Vol.6
時間が過ぎる中、ハワイで購入した商品の販売先を探し始める。
偶然にも知人が輸入雑貨を探していて、そのお店に卸すことで何とか在庫にならずにさばけそう。でも、今回の経験から細かい物は結構手間が掛かるし、一人では難しいことに気づき、別のアイデアを検討することにする。
仕事柄何かいつも探すのは結構得意で、そんな時に会社の社長に新たな提案。現在の業務に新たな部門を作ってもらうこと。バブル崩壊前の日本、どこも景気が良かったし、当時は輸入車の数もまだ少なく・・・そうです。私の提案は輸入車の買い付けと販売？？とてつもなく突拍子もない提案？専務は驚きで何も言えない！！但しこの会社は自動車販売部門はもともとあったので、それを国産だけではなく、外車もと言うことなのです。
この時の私は限りなく英語力がゼロでした。が、ある時偶然にもサンフランシスコから来ている女性（白人）の方と知り合うことが出来て、私も英語に興味はあったので彼女（キャサリン）にお願いして英語を教えて頂くことになりました。最初はお互いが大笑いする位の状況でして、キャサリンのボーイフレンドのピーターもヘルプしてくれました。私は専門家の方に言わせると、かなり耳がいいそうで、ヒアリングはすごいのです。そしてハワイでの生の英語付けの生活も多少助けになっていたようで、聞くことには結構早くになれましたが、そんな簡単には英語が話せるようにはなりません。
話を戻しますが、新たな事業提案をしてしまった以上、これを形にしなくてはと必死で情報収集を開始。どんなクルマを輸入するか？どんなルートが使えるのか？
最初は既存のお客様から依頼を頂いたクルマを仕入れることで、見事に新規事業部が成立してしまった。クルマを輸入するための色々な準備も一人でやることになってしまい、今思い出してもすごいパワーだったと思う。でもこういう時って、必要な物が自然に集まって来るんですよね？クルマを運ぶ船会社、通関手続きの業者さん、準備はバッチリ！！今度はどこで仕入れるか？当時の私の海外での人脈はグアムかハワイの人に聞くしかありませんでしたが・・・。
そこで、ハワイである日本車でスポーツカーの人気がある車種が有ることが判明。
急遽ハワイへ行くことになりました。エンジンのチェックなども必要なので、メカの人と部長と私で。あらかじめ前もってグランパーへ連絡し、情報収集をお願いしておいたので、気持ち的にはプレッシャーはあるけど、知らないところへ行くよりはまだ安心というお気楽な考えで、ハワイへGo！
この時は当然仕事としてなので、滞在はコンドミニアムのロイヤルクヒオ。
到着してそのまグランパーがロイヤルクヒオまで載せて行ってくれて、その日は現地の情報誌や、新聞などでクルマ情報をリサーチした。日本での知人の紹介で現地でクルマ関係の会社を経営している日系の方も紹介して頂き、情報はなんとかそろいました。ひと安心かな。
でも、やはりビジネスなので、ミスは許されないから３人とも必死。短期間で全てを終わらせなくてはならないので、お気楽な観光旅行のつもりではいられない。この時はビーチなんてとんでもない状態。前回までの私のハワイ、ルンルン旅行ではないのです。
２日目から、車を見て回り交渉をはじめる。数台の車を確保することが出来、あとは日本へのシッピング。でもハワイからは運搬料がメインランドからに比べると倍？倍？驚きました！！
なんとか５日間で全ての行程を終了し無事日本へ帰国。
今回のハワイではタミー達と遊ぶことも出来ず仕事オンリー、この時やっぱりハワイは遊びに来るところで、仕事で来ると逆にストレスになるなぁ～と思った。
私が提案した事、今更何も言えませんが・・・この輸入車は当時の日本ではヒットしました！今思うと本当に失敗で終わらないで良かった！！
これが始まりで、輸入ビジネスがどんどん進み、ついには毎月ハワイへ行くことになり、自分の思っていた方向とはちょっと違っていますが、仕事でもハワイに行かれるのならいいかなぁ～と、お気楽な考えでした。この時はワイキキにあるコンドミニアムを日本人が狂ったように買っていた時期です。当然のように私の知人の社長さんが会社で購入。でも、コンドミニアムではなく一軒家。その購入も私が担当になり、今度は不動産屋？？
治安も良く、良い感じのエリアを不動産屋さんと片っ端から見て回りました。
私は不動産の仕事も興味があったので（結構何でも興味を持つタイプ）、日本の叔父が不動産会社を大きく展開しているので、なんとなくの知識はありましたが、日本とハワイではやはり色々な部分で違いがあります。物件を探しているときに突然ある物件の話があり、すぐに飛んで見に行きました。場所も大きさもプライスもバッチリ。プールまで付いていて！！ラッキー！直ぐにデポジットを入れて、日本へ確認の電話。先方の方も大喜びで、直ぐにハワイへ手続きのために来ることに・・・
