ハワイ＆アメリカ体験記 『思い出のハワイ』
ドイツからローマへ／Vol.53
ドイツ
ドイツまでまたまた列車移動です。これはかなり時間が掛かかりました。
個室のような席で、一晩過ごしてようやくミュウヘンへ到着。
ミュウヘンはどんよりしたお天気で、すぐに駅近くのホテルへ直行。
ワー疲れたよ～～。無計画ではないが、移動の仕方を考えないとこの先体力的にも無理が出てきそうだ。由香ちゃんも少々体調を壊しかけてきている。
ホテルの部屋で小休止して、ミュウヘンの町中を散策。
特別何か見る目的もなく、ガイドブックを片手に観光。
ある程度の時間をかけて見て回り、由香ちゃんのお楽しみのドイツビールを飲みに行くことに、私はお酒が飲めないので、ミネラルウォーター。外は零下、さすがの由香ちゃんもビールがすすみません。
二人とも、スイスからの長旅で疲労が溜まっているので、今夜は早めにホテルへ戻り、部屋でゆっくりすることにしました。部屋では、のんびりとこれからの計画を立てながら、気が付いたら寝ていました。
翌日は、お互いに行きたいところへ行くことになっていたのですが、由香ちゃんが一人では心細いと言い出して、結局別行動は中止。
ドイツでは、有名な所だけ見て、あとは部屋でゆっくりしていました。
二人とも疲労であまり見て歩く気力もなく2日間滞在、12月31日の大晦日までにはイタリアへ行きたかったので、あまり移動をせずに過ごしていました。
ドイツからイタリアまで列車で13時間、もっと早くいける方法もあったのですが、そこまで頭が回らず、遠回りをしてイタリアまで行くことに。
ローマへ
私達は、どうしても大晦日をローマで迎えたかった。
ドイツからローマまで、夜行列車で13時間。
考えただけで、おしりが痛くなりそうな長旅だ。
列車のシートは個室だが、4人掛けなので途中、途中、別な方が乗っては降りて、また別の方が乗ってきてと、なんとなく落ち着かず治安もあるので、寝れませんでした。
それに国境を越えるので、パスポートチェックも来ます。
こんな旅は生まれて初めて！列車で国境をこえるのなんて映画の世界のよう。
列車の中ではまたまたガイドブックを出して、どこへ行くか色々と検討。
フェレンツェ・・・ナポリ・・・色々と夢ふくらませ、列車はローマへ。
これで、金銭的に余裕があればショッピングもできるのですが、なんせ貧乏学生の旅行。
列車の中でも車内販売がくるが、二人とも節約のために買いません。
どうしてもコーヒーが飲みたくて、一杯のコーヒーを二人で分けて飲みました。トホホ。
5時間位まではなんとか座っていられましたが、だんだん背中が痛くなり、次は腰が痛くなってきたので、通路へでて柔軟体操をしたりと列車での時間を過ごしました。
途中、交代で1時間ずつ睡眠をとるが、念の為に二人とも貴重品はしっかり握りしめていました。
だんだんローマに近づいてきている感じの社内放送が聞こえ、ようやくこの長い列車の旅も終わりです。
ローマ駅に着いたのは夜の８時過ぎ、構内のホテルインフォメーションセンターへ行き、宿泊先を探す。が、さすがに大晦日の8時過ぎともなると、なかなか希望のホテルが空いていない。
どうしようか迷っていたら、案内の人が勧めてくれるホテルが空いていた、一晩だけそこへ泊まり、次の日に別のホテルへ移る事で決定。タクシーでそのホテルへ移動。
ホテルのフロントは２階、重たいスーツケースを二人で持ち上げて階段を上り、チェックインしたのだが、なんとなくフロントの様子が変だ！
フロントの奥に部屋がありどうやら怪しい雰囲気の人がいる？
様子が変だと思いつつも、疲れている私達はチェックインしたものの、この時、パスポートをフロントに預けなくてはいけないと言われるままに、疑問を持ちながらも預けてしまった。
部屋へ案内されると、窓には格子のような物が付いていて、なんだか様子が変だ。
？！？！と思いつつも、あと2時間位でカウントダウン。
疲れもたまっている私達は、頭の回路が鈍くなっている。
調子に乗って、ルームサービスでシャンパンまで頼んで、カウントダウンの時は、二人で祝杯をあげていた。
ローマで向かえる新年に、気持ちもルンルンして、そのままベッドへ。
この時点で新年早々に起こる出来事を私達は知らない・・・つづく
